Paddy風景紀行

気骨の九州男児、『花子とアン』の嘉納伝助の家

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昨年に放送された朝の連続テレビ小説『花子とアン』は、高視聴率を記録したり主役の吉高由里子さんが紅白歌合戦の司会に抜擢されたりと多くの話題を振りまきましたが、中でも抜群のインパクトを残した登場人物は、仲間由紀恵さん演じる友人の白蓮さんが嫁いだ、九州の石炭王・嘉納伝助じゃないでしょうか。

吉田鋼太郎さんが演じた気骨ある九州男児の嘉納伝助。彼は柳原白蓮が嫁いだ福岡の実業家・伊藤伝右衛門がモデルになっているのですが、白蓮さんが嫁いで憂鬱な日々を送ったあの大邸宅も、実は福岡に現存します。福岡県飯塚市にある旧伊藤伝右衛門邸です。

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飯塚市の有形文化財に指定されているこの邸宅。一般人も建物の中や庭園にも入ることができます。中はとにかく広い!様々な部屋が当時のまま残っています。

以前から将棋の対局場としても用いられるのどかな邸宅ですが、『花子とアン』が放送されてからは入場者数が爆発的に激増しているんだそうです。現在は大きな臨時駐車場も用意され、バスツアーの観光バスもやってきたりします。

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白蓮さんが閉じこもっていた部屋も、このとおり現存します。2階部分にあり、実際に入ることができます。ここで数々の名作が生まれていったんですねえ。

石蔵は資料館になっていて、伊藤伝右衛門やその関係者たちの関連資料が多く展示されています。『花子とアン』のファンだけではなく、石炭全盛時代における九州経済の興隆を学ぶこともできます。

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