岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋は、通っている時に瀬戸内海の島々も見えてとても美しい橋です。
そんな瀬戸大橋は瀬戸中央自動車道の一部なのですが、この高速道路の人気の高さにはもう一つ、大きな理由があります。それは、「橋の中を走る電車が見られること」です。
え、「橋の中」? 高速道路なのになんで電車?
その意味は、瀬戸大橋の中継点の与島にある与島パーキングエリアで分かります。
与島PAは、中国方面に向かう車も四国方面に向かう車も同じ駐車場に入ることのできる独特の構造をしているパーキングエリアです。
そして、自動車は瀬戸大橋の上部を走りますが、JR本四備讃線はその下部、つまり橋の中を通っているんですね。橋の上を自動車で走っていると当然下の電車の通過は分かりませんが、瀬戸大橋を下から眺めているこの場所では電車が橋の中を駆け抜けていく様子が分かるというわけです。
でも、駅でもないのに電車が来るタイミングが分からないじゃないか……と心配してしまう方も、大丈夫!
与島PAの展望台にはこのように「列車通過時刻表」が掲示されていますから、そのタイミングに合わせて食事やお手洗いを事前に済ませておくことができます。
電車が橋の中を駆けるたびに、お子さんたちの歓声があがります。皆さんも是非、瀬戸大橋を駆け抜ける列車を見に行ってみて下さいね。