
東京のシンボル、東京タワー。そのすぐお膝元に、古墳があるのをご存知ですか?
え、そんな都会のど真ん中に古墳なんてあったっけ、と首をかしげる方も多いかもしれませんが、あるのです。しかも東京都内では最大級とも言える規模の前方後円墳が。

その名も、芝丸山古墳。どこにあるかというと、東京タワーからほど近い芝公園の中です。増上寺の南側、ザ・プリンスパークタワー東京の東側に広がる芝公園ですが、その中に森に覆われた小高い丘があります。その全容がまさに芝丸山古墳です。
都民の憩いの場になっているのですが、上まで石段が作られているので、中にはただの丘だと思って登っていって、自分の足元が古墳とは知らなかったという方も結構いらっしゃるんですね。

その芝丸山古墳の前方部と後円部のくびれ部分には、円山随身稲荷大明神というお社が鎮座しています。お隣の増上寺がこの地に移築した際、桑名よりお迎えした御本尊を守護するために江戸までお供したということで随身稲荷と呼ばれているそうです。
周辺には増上寺、芝東照宮、芝大神宮などの寺社も多くあります。東京タワーの観光の際には、パワースポットめぐりも併せてみてはいかが。