あまたあるラブストーリーの中でも、世界中の女性を虜にした有名なラブストーリーといえば、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』。敵対しているモンタギュー家とキャピュレット家に生まれたロミオとジュリエットの2人の、叶わぬ困難な恋ゆえの悲劇を描いた名作ですね。
ロミオに想いを馳せながら夜のバルコニーに佇むジュリエット、そしてそこに現れるロミオ……。そんなジュリエットの家が、実は現存しているのです。

場所は、同作の舞台にもなっているイタリアの北部にある都市、ヴェローナです。市街地全体が世界遺産に登録されている世界的に有名な歴史都市なのですが、その旧市街の中心部とも言えるこのデッル・エルベ広場(Piazza Delle Erbe)から南に1分ほどあるいた場所に……

今にもジュリエットが出てきそうなバルコニーが!
そう、これがジュリエットのモデルとなった女性が実際に住んでいたという「ジュリエッタの家」(Casa di Guilietta)です。中には有料で入ることができ、あのバルコニーから顔を出すこともできるんですよ。ちなみにこの写真を撮った場所である中庭には無料で入れます。

そして大抵、その中庭にたくさんの観光客が群がっているのですが、皆さんのお目当てはジュリエットの銅像。この像の右の胸に触ると恋愛が成就するというジンクスがあり、観光客はみんな右胸に触れて写真を撮っています。みんなが触るから、像はテッカテカです。
恋愛運を上げたい方はぜひ、行ってみるといいでしょう。
ちなみに、ここから徒歩5分ほどの場所に、ロミオの家とされている邸宅もあるのですが、そこは残念ながら非公開で入ることができません。ただ、そこにはレストランがあり、多くのお客さんで賑わっています。