Paddy風景紀行

『三国志』ファンなら必見、甘露寺の十字紋石

中国三国時代を舞台にした『三国志演義』などの「三国志」モノには、数々の名シーンがありますが、その中の一つが「甘露寺」のシーン。劉備が孫権の妹との婚儀のために呉国を訪れ、友好関係を結ぶはずの両国間の関係がピリピリ緊張するというシーンですね。

その甘露寺で、劉備と孫権が共通の敵の曹操を打倒することを念じて剣で石を斬ると斬れちゃって「十字紋石」になる、という話がありますが、実は現在の中国にこの甘露寺も十字紋石も残されています。

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場所は中国新幹線「和諧号」で上海から1時間半ほどの場所にある鎮江。鎮江駅からタクシーで10分ほどの場所にある長江沿いの北固山公園という場所にあります。

入り口にはこのように、劉備と孫権が剣を合わせている甘露寺のシーンの石像もありますよ。

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そして、十字紋石とされている石も実はあります。その劉備・孫権像の前の池の中で、この写真の中央左にある石なんだそうです。二人が斬ったものかどうかは分かりませんが、とりあえず斬れ目はありますよね……。

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またこの北固山公園の中には、呉国の名将である太史慈の墓や、呉国の名参謀であった魯粛の墓など、「三国志」ファンにはたまらないスポットがいろいろとありますよ。

甘露寺からの長江の眺めもまた格別です。「三国志」ファンの皆さん、上海観光に行った時などはぜひ鎮江まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

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