デンマークの首都コペンハーゲンは、日本からの直行便もあるため訪れる日本人観光客が多いですが、「コペンハーゲンは見るものが少なくてすぐ帰っちゃう」という人も多いようです。
もったいない!コペンハーゲンは北欧の交通の要衝で、いろんな魅力ある場所に行ける絶好の都市なのです。しかも、あまり日本人に知られていないのですが、コペンハーゲンから、スウェーデンにわずか30分程度で行けて日帰りで帰って来れるんですよ。デンマークとスウェーデン、一気に二カ国制覇を果たしましょう。
まずはデンマークの交通の中心地、コペンハーゲン中央駅に行きます。ここから、コペンハーゲン国際空港駅に行く路線、例えばヘルシンボー(Heisingborg)駅行きやイエテボリ(Goteborg)駅行きなどに乗車します。
コペンハーゲン国際空港駅を超え、中央駅からわずか30分ほどで、マルメ駅(Malmo C)に到着します。このマルメという都市は、もうスウェーデンなのです。つまり、コペンハーゲンからたった30分で国境を超えちゃうんですね。
「でもそんな国境外れの辺鄙な街に行ってもなあ……」などと思ってませんか。マルメは、スウェーデンの中ではストックホルムとヨーテボリに次いで3番目に多い人口を誇る都市なのです。
あまりにコペンハーゲンからすぐに行けるので、例えば夕方からマルメに行って夕食を食べてコペンハーゲンに帰ってくる、というような行き方も余裕。隣国と考えずにふらっと立ち寄ってみるぐらいの感覚で行ってみましょう。
ただし、コペンハーゲンはデンマーク・クローネ、マルメはスウェーデン・クローナと通貨単位が違いますから、使うお金には注意しましょう。マルメではデンマーク・クローネを使える店も結構ありますが、小さなかわいい雑貨屋さんやお菓子屋さんなど気になるお店も多いでしょうから、スウェーデン・クローナも少し持っていると楽しく買い物ができるでしょう。