六本木ヒルズを望む都心の下町こと麻布十番に、野口雨情の作詞で知られる童謡『赤い靴』の女の子の像があります。
「異人さんに連れられて行っちゃった」と歌われているはずの赤い靴の女の子が、なぜ麻布十番と関係があるのか?
一人の北海道テレビ記者が『赤い靴』のモデルの女の子の真相を追ったところ、実は宣教師に預けられたその女の子は結核のために渡航できず、麻布の孤児院にて亡くなっていたことが分かったからなのです。
その名は「きみちゃん」と言い、麻布十番商店街のパティオ十番の中にその像が建っています。
この像が建ったのは1989年ですが、落成後から毎日お金を置いていく人が絶えず、今では寄贈総額が累計1200万円にも及んでいるのだそうです。